かわいければいいじゃない!
女装おじさんとして生きて|ゆきち
50代にして女装に目覚めてしまった。
最初は周りに綺麗になった自分をみてもらいたいという注目を浴びたい好奇心からだった。
男の人にじろじろ見られると興奮してましたけど、そのまなざしがエロい目ではなく冷めた目であることを意識するようになってから一度は女装をやめた時期もある。
「ちなみに自分は同性愛者なわけではないです。
でも男の人にしゃぶられたり、アナル掘られるのは好きですよ。どっちだよって感じですよね」
「いわゆる、性対象は男性だけど恋愛は女性という複雑な価値観をもっております、はい」
コンプレックスに感じているのは、声ですね。
声が低くて太いのでいくら頑張っても可愛い声にできない!
脱毛も男性でもきれるサイズの服だったり、見た目だけはいくらでもごまかせるけど、声だけは・・・
「最初の話に戻りますけど、女装デビューしたばっかりの頃って周りの目があまり悪いものに感じられなかったんですよ。男性に足とか見られてると、エッチな目でみられてるって思えてきて興奮してたし」
女装するのが当たり前になるにつれ、その受け止め方が徐々に変わりはじめ、「気持ち悪いと思われてる」とか「女装してるって思われてる」ってネガティブにとらえるようになっていきました。
女装しているのは確かだけれど、女装しているって思われたくない。女性として見られていたいんですよ。完全な私のエゴですけどね。
そんな精神状態に陥ってから、半年間は女装するのはやめました。
過去の女装している自分の写真をみると、若い子には負けてるっていう敗北感すら感じました。
私、全然美しくない。可愛い女になれなくてもいいから、せめて篠原涼子みたいな女になりたい!
半年後から肌の手入れから化粧のやり方といった根本的なところから私は変えていきました。
40代、50代でも美人な女性はたくさん世の中にいる。
男の自分だって美人になれるはずだ!
ほんと、いきなりでした。このとき私は女装に再燃したわけです。
あれから2年くらい経ってますけど、もう心が折れるようなことはなくなりましたね。
女装子だと知りながら声をかけてきてくれて「すごく美人ですね!これからもがんばってください」って言われることも増えましたから。
これからもがんばってください。って何をがんばれっていうのよ?って毎度思いますけど。
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